健保基金、高齢者の在宅医療などカバーへ=保健省の健保法改正原案

 ベトナム・ニュース紙(電子版)によると、ベトナム保健省による健康保険法の改正原案は、高齢者への在宅医療サービスなど保険加入者へのさまざまな便益を拡充する見通し。ホーチミン市で18日に開かれた会合では、各省の保険局や医療施設からの出席者が改正原案に盛り込まれた医療サービスの拡充に同意する見解を示した。

 改正原案は健康保険基金によるカバー対象として、(1) 慢性疾患、エイズウイルス(HIV)感染者の予防治療(2) リハビリ(3) 妊婦の定期健診、出産前と新生児の検査(4) 高齢者・身体障害者への在宅医療サービス―などを挙げた。
 ダクノン省のグエン・ティ・タイン・フオン保険局長は、「保健省の進める草の根レベルでの『かかりつけ医』と呼ぶような診療所の設立と合致する。診療所は地元の人々の初期診療の質を高める」と指摘。「健保基金が医療費を十分にカバーできるのであれば、保険対象とする医療サービスを拡大するのは良いことだ」と述べた。ただ、健康保険料は低水準で、全国レベルの健保基金が医療費をカバーするのに十分でない可能があるという。
 バクリエウ省保健局のグエン・ミン・トゥン副局長は、現在の保険料は企業の従業員の最低賃金の4.5%相当だと説明し、20%まで引き上げるべきであると訴えた。保健省健康保険局によると、2014年に71.3%だった健保加入率は今年89.9%に上昇。「20年末までの健保加入率80%」とした政府目標を既に達成した。(ハノイ時事)