保健省、インフル流行で冷静な対応呼び掛け=ウイルス変異など見られず

 【ハノイ時事】ベトナム保健省がインフルエンザの流行に関して、冷静な対応を呼び掛けている。25日付のベトナム・ニュース紙によると、保健省は国内でインフルエンザウイルスの新たな変異や治療薬の効かない薬剤耐性菌は見られていないとの声明を発表。これまでのところ、感染者数も異例に多い状況にはなっていないと説明した。

 保健省は、ハノイとホーチミン市でインフル感染による入院患者が急増したとの一部メディア報道を受けて声明を発表した。多くの人がインフル治療薬タミフルの購入に殺到したため、治療薬の価格が最近急上昇しているという。
 保健省によると、12月初めの時点で、インフル感染者は40万8900人で、このうち10人が死亡した。感染者数は前年の同じ時期より15%少なく、年間平均(80万人超)を大きく下回る水準となっている。インフルエンザA型(H1N1)か同B型が、感染者の大半を占めている。
 保健省の幹部は、子どもへの予防ワクチンの接種を勧めるとともに、ウイルス感染を防ぐため清潔な衛生状態を維持するよう促している。