社会、地域に貢献した35歳未満の起業家を表彰

ベトナム若手起業家協会(VYEA)はこのほど、ハノイ市で開催した創設5周年を祝う式典で、優秀な若いアントレプレナー(起業家)に対し、2019年若手起業家賞を贈呈した。式典にはブー・ドゥック・ダム副首相のほか、政治局員で党中央経済委員会のグエン・バン・ビン委員長も出席した。

写真㊤=ブー・ドゥック・ダム副首相、グエン・バン・ビン委員長と9人の若手起業家ら(NDO)

この若手起業家賞は、ベトナム青年協会中央委員会とVYEAの主催で2015年に始まった。企業管理や経営面で優れた実績を残し、社会や地域の活動に積極的に参加した35歳未満のベトナム人を対象にしている。過去5年間で、390人の起業家が表彰されている。

2016年、VYEAは若手起業家賞を受賞したコアメンバーとともに、スタートアップを支援する「投資・スタートアップクラブ」を設立。現在までに、全国10の省や市で地域クラブが発足し、2000人以上のメンバーが若手起業家をサポートしている。

2019年の選考は同年9月に始まり、3回の投票を経て、9人の若手起業家を選定した。2018年、これら9人の企業の収益は総額1兆6000億ドン(約76億円)で、納税額は760億ドン(約3億6000万円)。15,000人以上の雇用を生み出した。

この日、ダム副首相は、国のスタートアップエコシステムの創設と発展に貢献したとして、総理大臣賞を投資・スタートアップクラブとそのメンバー2人に授与した。