中国・武漢から帰国の3人、新型肺炎=ベトナム人の感染初確認―保健省

 【ハノイ時事】ベトナム保健省は30日、中国の武漢から帰国した3人のベトナム人が新型コロナウイルスによる肺炎に感染したことを確認した。ベトナム人の感染者が確認されたのは初めて。これまでに南部ホーチミン市で確認された中国国籍の2人と合わせ、ベトナム国内での新型肺炎への感染者は5人となった。

 新型肺炎への検査で陽性反応が出た3人のうち、2人は首都ハノイの病院で隔離され、治療を受けている。残る1人には、北中部タインホア省の病院に入院している。複数のベトナム・メディアによると、3人は北部ビンフック省にある日系企業の工場に勤務しているという。
 ベトナム政府は国内に新型肺炎の感染が拡大の阻止するための対応を強化している。オンラインメディアのVNエクスプレスによると、公安省は、中国の感染地域の住民に対する査証(ビザ)の発給を制限。陸路から空路、海路に至るあらゆる国境のゲートで、人と物資双方の出入国を厳格に管理するよう要請している。ベトナム国内への野生動物の持ち込みも禁止し、厳格に隔離することも求めている。民間航空局(CAAV)もこれまでに中国の感染地域とベトナムを結ぶすべてのフライトの運航を停止させた。
 保健省によると、30日午後6時(日本時間午後8時)現在、ベトナム国内での新型肺炎への感染疑いのケースは95人。このうち、30人が検査結果を待って医療機関で隔離されており、65人は感染していないことが確認された