フック首相、新型肺炎の「流行」宣言=感染者数は7人に増加

 【ハノイ時事】ベトナムのグエン・スアン・フック首相は1日、国内で感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎に関して、「流行状態にある」と宣言した。国営ベトナム通信が伝えた。保健省によれば、2日午後2時(日本時間同4時)時点で、ベトナムで新型感染が確認された患者数は7人に増加している。

 ベトナムでは1月23日、ホーチミン市で中国人の親子2人の感染が初めて確認された。同30日には、北部ビンフック省にある日系企業の工場に勤め、新型肺炎の震源地である中国・武漢から帰国したベトナム人3人の感染も確認。それ以降2日までに、南中部カインホア省のホテルの従業員で感染が確認された中国人親子と接触したベトナム人1人と、米国から中国・武漢経由の航空便でホーチミン市を訪れたベトナム系米国人1人の感染も判明した。
 また、ベトナム政府が進める感染拡大防止策の一環で、航空便の運航停止が相次いでいる。ロイター通信によると、ベトナム航空は既に中国本土との路線を運休にしており、ハノイと香港、マカオを結ぶ路線も5日から運航を停止する。新興航空会社のベトジェットエアは1日から、中国本土を発着するすべての路線を運休しているが、台湾、香港と結ぶ路線は運航しているという。