中国渡航の禁止、労働者帰国促進を=新型肺炎対策指示-フック首相

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は1月30日開いた政府・関係省庁の会議で、新型コロナウイルスによる肺炎への対策について、国境ゲート経由での中国渡航の全面禁止、ベトナム人労働者の中国派遣停止、中国滞在ベトナム人労働者の帰国促進などが必要だと強調した。国営ベトナム通信(VNA)が伝えた。

 フック首相は新型肺炎対策に関し、具体策に着手しており、制御できているとの認識を表明。同時に、「冷静さを保ち、断固として国民の健康を守らなくてはならない」と訴えた。
 会議で首相は外務省に対し、在中国ベトナム人労働者の早期帰国を中国政府と協議するよう要請。軍隊や公安部隊、保健部門には、国境ゲート通過者の監視を強化するよう指示した。中国からの来訪者については、ウイルスの潜伏期間とされる15日間検疫のため隔離すべきだと強調。感染源とされる野生動物の取引も、全面禁止するよう求めた。(時事)