「富の神様の日」、宝飾店の人影まばら=新型肺炎の影響で

 ベトナムは「富の神様の日」である旧暦1月10日(今年は2月3日)に多くの人々が金(ゴールド)を買い求めて宝飾店に殺到する。この日に金を購入すると1年を通じて幸運と繁栄に恵まれると考えられているためだが、今年は新型コロナウイルスによる肺炎の影響で宝飾店を訪れる人はまばらだったという。ベトナム紙ベトナム・ニュース(電子版)などが伝えた。

 宝飾品大手DOJIのズオン・アイン・トゥアン副最高責任者(CEO)は、通常より30%多い28万点の商品を用意したが、新型肺炎への不安と金価格の高騰で客が減少したと話した。ハノイでは、他のゴールドショップとともにマスクや手の消毒液の無料提供も行ったが、「ゴールド通り」として知られるチャンニャントン通りの各店舗を訪れる客はほとんどなかった。
 ある投資家は地元紙のインタビューに、「寒いし病気も怖いから店には行かないが、金はオンラインですぐに買うことができる」と指摘した。3日のハノイ市内のゴールドショップの金価格は1テール(37.5グラム)当たり約4500万ドン(約1945ドル)で、前年の「富の神様の日」より750万ドン高かった。(時事)