新型肺炎の感染拡大でマスク増産へ=国内需要を優先

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、商工省と保健省に対し、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で医療用マスクの供給不足が続く中、マスクの原料の輸入を増やし、輸出より国内需要を優先して増産するよう要請した。ベトナム紙ハノイ・タイムズ(電子版)などが報じた。

 商工省のダン・ホアン・アン次官は、4日に開催された政府会議で、商工省は保健省と協力し、マスクの国内生産のために仕入れ先を探していると強調した。ベトナム・ニュース紙によると、アン次官は「緊急事態の場合、繊維会社は布製品の輸出を停止し、抗菌性マスクの製造に集中するべきだ」と主張。「その場合、(マスクの)生産能力は1日当たり3000万枚に達する」と説明した。同次官によると、マスクの国内需要に応えるため、多くの企業が海外からの注文を延期している。
 ブー・ドク・ダム副首相が率いる新型肺炎対策の運営委員会は、国内メディアに対して、医療用マスクと同様の効果があるといわれる布製マスクの使用を広めるよう求めた。
 また、財務省のブー・ティ・マイ次官は会議で、緊急時の対応として医療用マスクと手指消毒剤の輸入税の免除を提案した。(ハノイ時事)