長引く休校で「在宅学習」支援の動き=新型肺炎で全国の小学校など休み延長

 新型コロナウイルスによる肺炎が流行する中、ベトナムの63省・市のすべてが教育・訓練省に小学校などの休校期間を延長する方針を報告した。ほとんどの省・市が16日まで休校にするとしている。ハノイ、ホーチミン市などでは休校の長期化に伴って生徒の学習に遅れが生じないよう、インターネットを活用して「在宅学習」を支援する動きが広がっている。

 オンラインメディアのVNエクスプレスによれば、ハノイにある小学校から高校までの一貫校ニュートン・グラマー・スクールは生徒に、インターネットを通じて授業を行ったり、宿題を出したりしている。小学生の保護者は、宿題をしている子供の画像を学校に送ることを求められている。
 中学・高校の生徒向けには同校のサイトに、国語、数学、英語、物理、化学などの科目の新たな学習内容を掲載した。教員は科目ごとの関連教材、宿題を送付する。宿題が終われば、生徒は学校のサイトに提出する。教員は毎日、生徒からの質疑に応じるセッションも持つ。
 ホーチミン市のバンラン大学は、同校のオンラインシステムに、すべての科目の講義内容を掲載した。学生は自分のアカウントで接続し、講義内容をダウンロードする。同市のホンバン国際大学は各学部に、遠隔学習の教材を作成し、学生と緊密に連絡を取るよう求めた。
 ある高校生の父親は、「子供は教材を自力で勉強する必要があるが、少なくとも休校明けに何かしなければならなくなるよりは良い」と話す。「子供の安全を考えれば、休校期間が1カ月間に及んだり、夏期講習になったりしても構わない」とも述べ、新型肺炎の感染が続く環境下で、ネット利用の在宅学習が続くことに理解を示した。(ハノイ時事)