社会保険加入率、さらに高める必要=フック首相

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は先ごろ、ベトナム社会保険庁(VSS)主催の会議に出席し、ベトナムは健康保険の国民皆保険を実現したが、今後はさらに、社会保険の加入率を高める必要があるとの考えを強調した。国営ベトナム通信(VNA)が伝えた。

 首相は健康保険、社会保険の導入からの25年を振り返り、2019年末時点で健康保険加入者は8600万人と全国民の90%に達し、一応の国民皆保険を予定より早く実現したと強調。皆保険実現に40~80年を要した先進諸国もあるとして、健康保険の普及状況を評価した。
 一方で首相は、VSSが社会保険政策の柱になってきたと評価しながらも、社会保険の加入状況は労働人口の32.3%、1600万人にとどまっていると指摘。加入率を21年に35%、25年に45%へと段階的に引き上げる共産党中央委員会決議の目標達成に向け、取り組みを強化する必要があると訴えた。
 その上で首相は、国民の生命、健康、繁栄を気に掛けることは党と国家の責任だとし、全国民をカバーし、国際基準に合致する社会保険を実施することが必要だとの認識を表明した。(時事)