20人以上の会議禁止=不要不急のサービスは一時休業―フック首相が指示書に署名

 【ハノイ時事】ベトナムのグエン・スアン・フック首相は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために新たな措置などを指示する文書に署名した。新型コロナウイルスの感染抑止をめぐって「重要な局面」に入ったと言明。20人以上が集まる会議などを禁止するよう指示するとともに、日常生活に不可欠なものを除き、不要不急のサービスなどの提供を一時休止するよう求めた。28日午前0時から適用し、4月15日まで続けるとしている。

 首相指示では、公共の場所で他人との距離を2メートル以上確保することなどを要請。20人以上が集まる寺院や教会での宗教行事を中止することや、公共の場所でスポーツなどを行うことを禁止した。
 不要不急の商品・サービスを提供する店舗を一時休業にするよう指示したが、具体的な対象の選定は地方の各省・市の人民委員会に委ねた。一律の規制を適用するのではなく、一定程度、地方当局に裁量権を与え、実効性のある対応を求めた。ハノイやホーチミン市は既に、レストランやバー、カラオケ、娯楽施設に休業指示を出しており、街中はテト(旧正月)休暇のように多くの店舗がシャッターを下ろしている。
 このほか、新型コロナウイルスの感染などに絡んだ偽情報を徹底的に取り締まる方針にも改めて言及。国民には冷静に対処するよう呼び掛けつつ、外出は必要な場合に限定するよう要請した。