年150億ドルの投資必要=エネルギー安定確保へ民間の役割も期待―党経済委員長

 【ハノイ時事】ベトナム共産党中央委員会のグエン・バン・ビン経済委員長はベトナムで安定的なエネルギーを確保するためには、2030年にかけて年間約150億ドルを投資する必要があると語った。先週末にオンライン形式で開かれた会合での発言で、ベトナムはエネルギー分野への民間投資を優先するが、国有企業も引き続き重要な役割を果たすとの認識を示した。ハノイ・タイムズ紙(電子版)が11日報じた。

 ビン委員長は、こうした投資資金により、経済発展に十分な水準である年平均10%のエネルギーの伸びを維持できると分析した。ベトナムの1人当たり国内総生産(GDP)を、中所得国の上位水準である年6000~8000ドルという目標まで高めるには、30年まで平均6.5~7%成長する必要があると指摘した。
 ビン委員長はまた、エネルギー分野で必要になる資金が膨大なため、国家予算だけでは賄いきれないと言明。ベトナムとして目標の達成を望むのであれば、エネルギー業界の成長を促す新たな政策が必要になると訴えた。
 政治局がまとめた決議は、民間企業を優先しつつ、エネルギー業界のすべての関係者が公平に参加する重要性に言及。エネルギー分野で独占や透明性のない行為、不公正な競争の廃止を目指すとの考えを示した。