ベトナム「空の玄関口」 ノイバイ国際空港がターミナル1を拡張

ノイバイ国際空港がターミナル1を拡張、運用を開始した。ターミナル1は、年間600万人の利用者を想定し2001年に運用が開始された。しかし、近年の渡航客急増で、チェックインやセキュリティーチェックがキャパシティーを超過する深刻な状態に直面していた。

2013年にノイバイ国際空港を利用した人は約1300万人。これは、想定利用者の約2倍以上にあたる数字で、ターミナル1の拡張は喫緊の課題だった。

新たに拡張したエリアはホールEと呼ばれ、既存のホールAに接続し、年間300万人を新たに受け入れることができるようになる。ベトナム空港会社が5000億ベトナムドン(約240億円)の事業費をかけて、工事を進めてきた。

5つの出発ゲートと2つの到着ゲートを持つホールEは、3階建(中2階あり)。38のチェックインカウンターと4基のラッゲージ用ターンテーブル、2基のエレベーターとセキュリティーシステムを備えている。

政府と緊密に連絡を取りながら建設を進め、中でも設備工事はディン・ラ・タイン交通運輸相が直接監督した。12月の最終チェックの際、大臣は工事の円滑な進捗に対する努力を高く賞賛した。

工事は昨年末に無事終了、すでに運用も始まっている。今回の拡張工事は今後、空港スタッフが一丸となって安全で安心な運航と質の高いサービスに努めていくことによって、はじめて、真の力を発揮することになるだろう。