前田特認教授が天然資源・環境賞受賞‐ベトナムの環境保護に尽力

ベトナムにおける環境マネジメントの構築に貢献したとして、大阪府立大学地域連携研究機構特認教授の前田泰昭氏が、同国天然資源・環境省の天然資源・環境賞を受賞した。

環境分野は、ベトナムにおける国際協力機構(JICA)の協力・援助の最優先課題の一つとなっている。JICAは2004年から、ベトナムの天然資源・環境省環境問題のアドバイザーを派遣してきた。

前田教授は1993年から、環境モニタリングシステムや都市部における環境保全意識の向上などを目指すベトナムの環境10ヵ年計画などに尽力。天然資源・環境関連の政府組織において、環境マネジメントシステム構築や人材のトレーニングを行ってきた。

近年は、日越共同による地球規模の持続可能な仕組み作りに向けた科学調査プロジェクトに、日本調査チームのリーダーとして参加。また、ハロン湾の環境や大気汚染、地球温暖化問題に関する3つのプロジェクトにも参加するなど積極的な活動を展開している。