広がるエコバッグの普及 高まるベトナムの環境意識 ①

プラスチックバッグ(レジ袋)の制限のため、ハノイの自然資源環境局は、環境に優しいエコバッグの使用を呼び掛けている。

プラスチックバッグは世界中で使われ、ベトナムでは、ここ数十年で急速に普及したが、深刻な環境汚染を引き起こしている。

概算によると、ハノイとホーチミン市だけでも1日約80トンのプラスチックバッグが排出されている。

バッグの環境負荷低減には500年から1000年かかり、リサイクルや処分には、健康被害をもたらす有害物質が排出される。

ハノイ人民委員会と自然資源環境局は2009年に「ストップ プラスチックバッグ キャンペーン」を2009年にスタート。

キャンペーンに応じ、多くの飲食店やスーパーマーケット、自治体がレジ袋の代替製品を模索し始め、多くの企業が多種多様なエコバッグ開発に投資した。ハノイ環境保護基金は、地域の人たちにレジ袋の有害性について周知活動を進めてきた。

キャンペーン開始から5年が経過し、都市部から地方、スーパーマーケットから家庭にいたるまで、多くの成果を生んでいる。ハノイ環境保護基金は、企業や組織とコラボし、10万個の無料エコバッグを配布した。 《つづく》