新年の初荷積み通関 コロナ厳戒の国境

中国国境に接したラオカイ省のキムタインの国境検問所でこのほど、新年の初荷となる138㌧、19億ドン(約850万円)のドラゴンフルーツを積んだトラックの一群がゲートを次々に通過した。

この日は朝から、12の貿易会社から申請された約26万8000㌦(約2700万円)分のドラゴンフルーツやメロンなどの通関手続きが行われた。手続きを終えたトラックは勢いよくエンジン音を上げながら、次々とゲートを通過した。

ラオカイ国境税関のブー・クアン・フィ副所長は、「新型コロナウイルスの影響で、税関は通関のチェックと感染の予防という2つの仕事をこなさなくてはならなくなった」と気を引き締める。現在、同税関には516社の企業から輸出入に関する約2万9000件、10億㌦(約1030億円)の申請があり、職員は作業に追われている。

同税関では、「透明性や効率性をモットーに、電子手続きを整えながら、経済発展と感染予防に引き続き尽力していく」としている。