ブリティッシュ大学ベトナムが優勝 ハルト・プライズ地区大会

学生版ノーベル賞とも呼ばれる世界最大規模の学生ビジネスコンテスト、ハルト・プライズ(Hult Prize)の東南アジア地区大会がこのほど開かれ、ブリティッシュ大学ベトナム(フンイエン省)とインドのアーンドラ大学の2チームが優勝した=写真。2チームは米国で開催される決勝大会に出場する。

ハルト賞は、ハルト・プライズ財団が世界中の大学生を対象に主催。国連や米国のビル・クリントン元大統領が後援している。本大会での優勝賞金は100万㌦(約1億800万円)に上る。

地区大会は、メルボルンや東京、ロンドン、ホーチミンなど世界21の都市で開かれ、東南アジア地区大会決勝はホーチミン市で11日、オンラインとオフラインを併用する形で実施された。

同地区大会の今年のテーマは、「Food for good(フード・フォー・グッド)」。参加した学生は、景気を刺激するとともにサプライチェーンを再編、雇用を創出して2030年までに1000万人の所得を向上させる食品ビジネスの創出に知恵を凝らした。

選考の結果、ブリティッシュ大学ベトナムのチーム、LIZIとアーンドラ大学のチ―ム、AQUARFARMが優勝した。2チームは4万㌦の奨学金を獲得した。国連本部で開催される決勝大会と事前のプロフェッショナル・トレーニング・プログラムを参加する。