ペトロベトナムガス、製造所やオフィス等でコロナ対策強化

新型コロナウイルスの再拡大を受けて、ペトロベトナムガスは感染予防対策を強化した。国内のガス製造所のセキュリティや安全性を確保し、住宅地を保護して製造や事業活動のペースを維持することに注力する。

写真㊤=ペトロベトナムガスのLNG貯蔵施設

4月下旬以降の第4波を受けて、同社は各部門やオフィス、PVガスタワーの管理委員会に対し、防疫対策を引き続き強化することで、今年の計画を確実に遂行するよう求めた。

同社の従業員は、4月25日以降に訪問した場所を記した健康申告書を提出し、とりわけハナム省、ハノイ、タイビン省、イェンバイ省、ヴィンフック省、ダナンへ往来した人には、保健省と会社が推奨する予防措置を取ることが求められている。申告書の提出は、改めて通知があるまで継続される。

全従業員は自身の健康状態を把握し、いつもと違う症状、特に新型コロナが疑われる症状が出た場合は、地域の保健当局と所属部署に通知することが求められる。また、各部署の責任者は、感染地域やその地域を訪ねた従業員のためにリモートワークを導入するなど、感染防止に対し責任を負う。


職場に入る前には検温と消毒を実施

同社のすべての施設、オフィス、ガス製造所、特にレセプションホールや会議室、トイレ、階段やエレベーターなどの共用部分は、定期的に消毒を行っている。施設に入る来客や従業員は、体温計測とともに、健康申告書の提出や手洗い、マスクの着用が求められている。

同社は、不要のイベントや会議、セミナー、身体訓練やスポーツ活動を中止した。延期やオンラインでの開催が難しいイベントの場合はその規模を縮小し、マスクの着用、距離の確保、消毒の実施など新型コロナ予防対策を厳密に遵守している。予測できない事態や感染リスクの拡大に対して高い警戒感を持ち、状況に応じたシナリオを厳守し、対策の有効性を確認する。

ペトロベトナムガスは、情報を発信し、警戒感を一層高めることで、新型コロナの感染予防に力を入れていく考えだ。こうした感染症に立ち向かう従業員の規律と連帯感、団結心は、称賛を受けている。