ラムドン省ラック・ズオン地区で、12月10、11日の2日間、特別な競馬が開催された。省内の市や町、村の人たちが育てた百頭を超える馬の中から、選抜され、調教を受けた32頭がレースに出走した。

写真㊤=新しい競馬場、特別なレースの舞台となった

リゾート開発を行う企業が新たに建設した競馬場で行われたレースは、同地区が主催する第9回ダラット・フラワー・フェスティバルにちなんで開催された。今後、定期的に行われる予定だ。


レース前、出走予定の馬がヤードを散歩した

騎手は、少数民族の若者たちが務めた。予選には4頭ずつ出走し、速さを競い合う。湖に沿うように丘の中腹に作られた約1㌔のコースは直線、カーブ、曲がりくねった道もあり、若者たちは鮮やかな手綱捌きで馬たちを走らせていた。ゴール前では大きな歓声が上がった。


ゴール前の競り合い、好レースが続出した

ラック・ズオン地区人民委員会のレ・チ・クアン・ミン副委員長は、古くからラック・ズオンの馬は広く知られていたことや、同地区では人々の日常生活に、馬たちが関り、活躍していることなどに触れた。さらに地元の美しい文化を維持し、観光客らに多様な文化的製品を提供することを奨励するため、今後、行事の開催について述べた。

特別な競馬の開催は観光資源としての意義だけでなく、地元の人々の特徴的な文化を復活させ、継承していくことへの期待が込められている。


ラックズオン地区の人々によって育てられ、調教された馬たち


大勢の観客が訪れ、会場は歓声に包まれた