バンの花=写真=の起源は東南アジアだ。ベトナムでは「春の花」として知られている。一番多く見られるのは西北部(ディエンビエン省ディンビエン省、ライチャウ省ライチヤウ省)だが、ダラット市や首都・ハノイでも見ることが出来る。2月末から5月まで、複数の地域で楽しめる。

バンの花の色は様々だ。紫とピンク、白と赤、多いのは紫とピンク、それに白だ。木の高さは5~10m以上にもなる。

バンの花には色々な意味がある。その多くが良い事。「誠意」、「一途な愛」、「純粋」、それに「幸せ」そのものの意味もある。

ベトナム西北部の山々と言えば、この美しい花を思い浮かべる人は多い。春になると峠で沢山の花を見ることが出来る。

ハノイでも5月まで、花を見ることが出来る。「幸せ」な意味を持つバンの花に出会った人たちは、若者も子供も年配の人たちも、誰もが、楽しそうな顔になる。

ハノイには月ごとの「花のシーズン」がある。1月、2月は桃の花、2月~5月まではバンの花だ。3月はスアの花、4月はユリ、5月は火炎樹のシーズンでもある。