東南アジア最大の銅製仏像が完成

ベトナム北部のナムディン省に、東南アジア最大とされる銅製の仏像が完成した。同省の仏教管理局がこのほど、行った除幕式には、各地からおおぜいの信徒や観光客らが集まった。

「チック・カ・マゥ・ニー大仏像」とよばれるこの仏像は、台座を含めて高さが約20メートルある。2.8メートルのハスの上に、高さ12メートルの仏像が据えられている。台座部分は、鉄筋コンクリートの表面を特別な石で覆った。銅像の重さは約150トン。総工費800億ドン。

資金は、ハイフォンを中心になどでホテルなどを展開するナム・クォン・グループが援助した。

仏像は、ナムディン市の仏教の中心地として、ティン・チョン寺院内に新たに建設されたツック・ラム・ティン・チョン宮殿に安置された。

ナムディン省ベトナム仏教協会の副部長、チック・クァン・ハ氏によると、行政自治体などの応援とナム・クォン・グループの資金提供により、チック・カ・マゥ・ニー仏像は東南アジアで最大の仏像になったという。ハ氏は、「ナムディンのみならず、全国の仏教徒にとっても、完成は大きな意義がある」と話している。