グエン・タン・ズン首相、自国の経験に基づき国際社会に提言 国連総会

ベトナムのグエン・タン・ズン首相は27日(現地時間)、第68回国連総会で演説した。ズン首相は人類にとって戦争と貧困のない世界がいかに重要であるかを、実際のベトナムの経験に基づき、訴えた。

ズン首相は、科学の功績によって、人々の生活は改善されたものの、潜在的な危険は残り、世界平和はまだ達成されていない、多くの人々が平和を願う一方で、戦争・衝突が存在している。そして、経済が発展しているにもかかわらず、何十億の人々が貧困に苦しんでいる、と問題を提起しつつ、国際社会の役割の重要性に触れた。

さらに、二つの世界大戦とベトナム戦争を例にあげ、「ベトナムは戦争による甚大な被害と貧困状態を乗り越えた。われわれは平和と繁栄を心から期待し、平和を築き、貧困を撲滅するための活動に積極的に参加しています。ベトナムは信頼できるパートナーであり、国際社会の責任あるメンバーです」と呼びかけた。