ベトナムを訪れた外国人旅行者、11カ月で720万人

今年1月~11月の間にベトナムを訪れた外国人旅行者は721万7008人に達した。2013年同期比で5.4%の増加となった。

統計総局のデータによると、2014年11月の1カ月にベトナムを訪れた外国人旅行者の数は60万8617人にのぼり、10月に比べて8.9%増加した。そのうち、飛行機で訪れた人が49万2188人で全体の80.87%を占め(前年同月比16,1%減)、船の利用者が562人(全体の0.1%で、前年同月比90.1%減)、陸上で入国した人は11万5867人(同19.03%、前年同月比16.4%減)。

旅行目的で比較すると、11月に観光と休暇で来た人が36万8862人で昨年同月と比較して17.7%減った。ビジネスで来た人は10万1812人、親戚訪問は10万3402人。その他の訪問目的が3万4541人であった。

2014 年1月~11月までの累計で見ると、ベトナムを訪れた外国人旅行者の数は721万7008人であり、2013年同期と比べて5.4%増加した。なかでも、観光と休暇目的で来た観光客が436万3471人で3.9%増えた。ビジネス目的は121万928人(5.7%増)、親戚訪問は123万7187人(8.6%増)、その他の訪問目的が40万5423人(10.7%増)だった。

国別の観光客数でも、全体的に増加した。香港からの旅行者が61.2%増加ともっとも伸び率が大きく、続くドイツが51.3%増だった。ロシアは25.2%、スペインが22.6%、カンボジアは18.2%、イタリアは12.9%、ラオスが12.9%、韓国が12%、それぞれ増えた。一方で、昨年比で減少したのがポーランド(7.9%減)、タイ(6.5%減)だった。

今年11カ月での国内の旅行者数は計364万人を達成する見込みであり、2013年同期比8.9%増加している。国内、海外あわせての旅行・観光客の売り上げは、2123億4000万ドルだった。