ダナン市 旅行サイトの「世界の新観光名所」に選出

米国の旅行サイト、トリップアドバイザーの「2014年・アジアと世界の新観光名所トップ10」に、ベトナムのダナン市が選ばれた。ダナンの知名度が世界中で高まっていることを示しており、ダナン市だけでなくベトナムの観光業界全体にとっても吉報となりそうだ。

トリップアドバイザーは、スティーブン・カウファー氏が米国で2000年に設立した旅行の口コミサイト。ダナンは以前、香港の旅行雑誌、スマートトラベルアジアが選ぶ「世界の一流リゾート地」のランキングでも第8位になっているが、今回はもっと大規模な調査でのトップ10入りとなった。

ダナン市の文化・スポーツ・観光局は、トリップアドバイザーのアジア太平洋支部(シンガポール)の広報責任者Jean Ow-Yeong氏からの依頼に応じて、バナヒル、ソンチャ半島、マーブルマウンテン、ダナンビーチ、ソンハン橋、チャンティリ橋、龍橋など、省内のさまざまな観光名所の画像や情報を提出。その後、12月2日にダナンのランキング入りが発表されたという。

受賞後、CNNトラベルなど、多くの観光関連のホームページがダナンの情報を掲載するなど、注目度が高まっていることを物語っている。

2014年に、ダナンを訪問した観光客は380万人で、2013年と比べて21.9%増加し、これは当初計画の105.6%にのぼる。このうち、海外からの観光客は95万5000人(前年比28.5%増、計画の108.5%)に達した。国内の観光客は284万5000人で、同104.6%増。観光関連の売上高は9兆7400億ドンとなり、2013年と比べて25.1%伸びており、計画の110.4%を達成している。