海外からの観光客でにぎわうフエ 世界遺産の建造物群人気

テト休暇中、ベトナム各地はお祭りムード一色に包まれ、行楽を楽しむ人の姿があちこちで見られた。世界遺産にも登録されている王朝時代の建造物群で知られる中部のトゥアティエン=フエ省も大勢の観光客でにぎわった。フエ省(県)の文化・スポーツ・観光局によると、期間中の観光客は予約状況などからの推計で約7万5000人に上り、うち4万人が外国人という。

地元では観光客や地元市民向けの多くの新年行事が行われた。特に人気が集中したのは、休暇期間(2月20-22日)にフリー開放されたフエ遺跡。王宮の遊びや、ドラゴンのパフォーマンスなど、伝統行事が行われた。

同省は、期間中、220万㌦(約2億5000万円)の観光収入を見込んでいる。地元では1月、外国人観光客7万218人を含む17万8500人が訪れ、1010万㌦(約11億9000万円)の観光収入があった。