フォンニャ・ケバン国立公園 新しい観光ルートを開設

ヌオック・ヌット洞窟の美しい鍾乳石

クアンビン省にある世界遺産のフォンニャ・ケバン国立公園で8月なかば、地元旅行会社のチュア・メ・ダット有限会社(OXALIS)が、ヴァ洞窟からヌオック・ヌット洞窟にまたがる新しい観光ルートを開設した。クアンビン省人民委員会が許可した。

ヴァ洞窟とヌオック・ヌット洞窟は、2000年に英国の調査団が発見したフォンニャ・ケバン国立公園の中心部にある2つ洞窟。「ヴァ洞窟~ヌオック・ヌット洞窟・格別な体験」と名付けられた新しい観光ルートは、独特の風景とエキゾチックな鍾乳石群を見ることができ、冒険や発見が好きな観光客にとって興味深く、魅力的な体験を提供してくれるものとなりそうだ。
クアンビン人民委員会は、OXALIS 社に対し、この観光ルートで毎年2月~8月、700~800人の観光客を案内することを許可した。
ルートは約10キロメートルの散歩道。林を抜け、峠を越し、川を渡るなどの冒険を体験できる。体験時間はツアー内容によるが、日帰りまたは1泊2日程度となる見込み。
クアンビン省人民委員会のグエン・ティン・ズン副主席は、「フォンニャ・ケバン国立公園はユネスコの自然遺産として注目されており、新しい観光ルート開発の需要は高い。観光開発は、自然遺産や周囲の環境に影響を与えないように進める」と話した。