ベトナムの棚田、海外メディアが称賛

東北部のイエンバイ省ムカンチャイなどで見られるベトナムの棚田が、その美しさや壮大さから世界的に話題になっている。棚田を作っての稲作はベトナムの伝統文化の継承でもあり、訪れる人にとっては忘れられない旅となりそうだ。

写真㊤=光の下の棚田
ムカンチャイはホアン・リェン・ソン山脈のふもとにあり、海抜1000メートルに位置する。ここは、山腹に沿って無限に続く棚田がある。2007年、ラ・パン・タン村、チェ・ク・ニャ村とゼ・ス・フィン村の三つの村の棚田が、ベトナム文化・スポーツ・観光省に「国家的風景」だと評価された。


無限に続く棚田はまるで黄金の絹の布のよう

黄金色の早稲の棚田の画像は人々を魅了し、海外メディアに賞賛されている。旅行サイト「When On Earth」のページでは、この地方の人々の伝統的な耕作方法である棚田について、「世界の旅行客とカメラマンのインスピレーションの源である」と紹介している。

 

ムカンチャイがもっとも美しい季節は9月~10月、稲の収穫シーズンだ。青い空の下に稲の黄金色が映え、棚田の美しさは、まるで丘の中腹に沿う柔らかな絹の布のよう。世界にこんな場所が存在するとは信じられないほどの絶景だ。


ベトナムの棚田は海外のメディアにも賞賛されている


Mother Natureのサイトは、サパの棚田を「惑星でもっとも美しい30の風景」の1つに選んだ


稲が実る季節、棚田は特別美しい色に染まる

観光名所を紹介する「Touropia」の観光サイトも2014年に、ラオカイ省のサパやイエンバイ省ムカンチャイの棚田を紹介し、絶賛しており、今後、棚田を目当てにこれらの地域を訪れる外国人観光客も増えそうだ。


ムカンチャイでは、地方の人々の独特の文化や生活にも触れられる