観光客を魅了するティエン洞窟 クアンビン省

フォンニャ=ケバン国立公園の北部に位置するクアンビン省チュエンホア地区カオ・クァン村の「ティエン(Tiên)洞窟」が最近、観光スポットとして注目されている。この洞窟は、トゥーラン(Tu Lan)洞窟群(ミンホア地区)のひとつで、ラオ・ナン川、ジャン川を経て、海まで続いている。

洞窟は全長3キロメートル 、内部は高さ約70m、幅約50mもある。ティエン第1とティエン第2のふたつの部分に分かれている。洞窟は1994年にイギリス洞窟協会が発見した。

クアンビン省人民委員会は、このトゥーラン洞窟群の観光プロジェクト実施を承認し、Oxalisという旅行会社が管理や運営を任された。同社は洞窟などを訪れる1泊2日の見学ツアーなどを行っている。

 

現在は乾燥しているが、かつて辺りの水量が多かった時代には洞窟内部に水が流れ、地底湖ができていたため、洞窟の地面には薄く砂が積もっている。洞窟内部には巨大な鍾乳石がある。脈石が模様を描いていることも特徴だ。

 

洞窟内は原始林があり、ティエン第1洞窟とティエン第2洞窟の間には大木が生えている。そのため、洞窟の入口からは冷たい風邪が吹いてくるように感じられる。

内部はとても涼しく、外気温が38度であっても、中に入り、10分ほどもすると寒く感じるようになるほどだ。
写真でその美しさをご紹介する。


洞窟に到着するまでには山道をしばらく歩く。


洞窟の入り口には自然にできた〝階段〟がある。


内部に入ってから洞窟の入り口を振り返った様子。


高さ70mの天井には巨大な3つのアーチが見える


天井部分の高さは約30m。長さ400mにわたって特殊な脈石の模様が見える。