ハノイは「世界で最も魅力的な食の都」 英紙が報道

イギリスの新聞テレグラフ紙が行った調査で、「世界でもっとも魅力的な食の都」ランキングで、ハノイが1位に選ばれた。記事では、特に印象的な料理としてハノイ訪問中にアメリカのオバマ大統領が食べたつけ麺「ブンチャー」=写真=が紹介された。

ハノイが第1位になった記事では、アメリカ大統領が6ドルという庶民的な価格でブンチャーを食べたことを紹介。ブンチャーは細い麺を、炭火で焼いた豚肉やサラダなどとともにタレにつけて食べる料理で、記事では「オバマ大統領は現地の味の魅力を堪能したことだろう」と記した。

オバマ大統領のおかげで、この料理は短期間に世界じゅうのメディアに取り上げられた。特に、ハノイでブンチャーを食べるオバマ大統領の映像がCNNなどのテレビ番組で放送されたことで、世界じゅうで何千万人もの視聴者が目にし、たいへん有名になった。

テレグラフ紙は、ブンチャーとともに、ハノイで人気のある食べ物として「バインミー・パテ」(パテをキュウリ、香菜、玉ねぎなどと挟んだベトナム風サンドイッチ)、コメを使った麺の「フォー」、卵の黄身をコーヒーに混ぜた「エッグコーヒー」など、地元の人々に愛される味の数々を紹介した。

リストには他にも、ニューヨークやインドのジャイプール、フランスのリヨンなどがベスト10にランクイン。アジアからは、日本の東京が第2位、タイのバンコクが10位となった。東京の味としては、寿司をはじめ、うな重、お好み焼き、とうふなどが挙げられ、おいしいレストランが多いと紹介された。