「電子ビザ」導入へ 来年の早い段階目指す

ベトナム政府は、インターネット上で申請を受け付けて発給する「電子ビザ」を来年の早い段階で導入することを承認した。ベトナム政府観光局が明らかにした。

当初、電子ビザは、海外からの観光客主要マーケットである国々に限り、試験的に導入される予定だった。しかし、詰めの段階で試験導入の選択肢は除けられたという。

昨年、ベトナムを訪れた外国人旅行者数は794万人に上り、政府は観光を主要産業の一つして力を入れている。旅行者の内訳をみると、中国や韓国、日本、台湾、マレーシア、米国、ロシア、シンガポール、タイ、オーストラリアなどが大半を占めている。このうち、韓国や日本、マレーシア、シンガポール、タイについて、政府はすでにビザを免除している。