北西地域の魅力を伝える観光フェスティバル開催=10月、ホアビン省で

ベトナム北西部の地域に根差した伝統文化を伝える観光フェスティバルが、ホアビン省で開かれた。

写真㊤=フェスティバルで上演された芸術公演
省人民委員会のグエン・ヴァン・チュオン副委員長は、「このイベントは、地域に根差した民族による観光モデルを紹介するとともに、地域の優れた観光村を称えるために開催した」とその目的を語る。また同時に、開催地のホアビン省にとっては、観光地マイチャウ(Mai Chau)の国内外の観光客に向けた魅力を一層高める良い機会でもある。

これまで北西地域の省は、2020年までの国の観光開発計画や戦略、2030年へ向けたビジョンの推進において、12の観光地や4つの国の観光地の立ち上げを含め、観光産業を促進する数々の対策を講じてきた。

10月7、8日の2日間のフェスティバルでは、芸術公演や観光商品の展示、民族衣装を紹介するショーや調理コンテスト、そのほか地域社会に根差した持続可能な観光産業を考える科学ワークショップなど、多くのイベントが開かれた。

北西地域は、ラオカイ省、ホアビン省、ソンラ省、ディエンビエン省、ライチャウ省、イエンバイ省、フート省、ハザン省の8つの省からなる。この地域は、中でもタイ族、ムオン族、モン族、ザオ族、タイ・ヌン族という少数民族が持つ文化的な有形・無形遺産を偉大な文化的価値として誇りにしている。