ベトナムで初開催 食の祭典「アジアン・フード・フェスティバル2018」

ハノイ市で4月20日から3日間、食文化をテーマとした国際的なイベント、「モン・アジアン・フード・フェスティバル(Mon Asian Food Festival)」が開催された。アジア各国の多様な料理や文化を紹介するのがねらいで、100店を越える飲食ブースでにぎわった。27日からクアンニン省ハロン市でも開催される。

従来、「アジアン・フード・フェスティバル」として開催していたイベントで、ベトナムでの開催は初めて。今回は、不動産開発会社で、ハノイでの会場だった複合施設、「モン・シティ」を展開するハイダン・モン・ホールディングス(HD MON HOLDINGS)傘下のモン・ユニバーサル・メディア社(MON Universal media)がスポンサーとなった。

このほか、日本製品などのPR拠点であるサクラステーション・ハノイも協賛。ベトナムの食品メーカー、ミャンマーやタイの企業も多数、参加した。

イベントは、朝10時から夜11時まで行われ、入場費料は無料。スポンサーのモン・グループが運用する新しい電子通貨「モン・ペイ(Mon Pay)」も実験的に導入された。会場では、来場者はモン・ペイのアプリをスマホにダウンロードし、電子マネーやクーポンを使って、飲食品を購入していた。

イベントでは、各国の有名店やシェフも参加し、料理を提供した。日本ブースでは、すし、たこ焼き、お好み焼きなどが販売され、おおぜいのハノイ市民らでにぎわった。

夜には、ステージで音楽プログラムがあり、ベトナムの有名な歌手、ミー・タムさんや、日本の針尾ありささんらが登場。各国の歌手やダンスチーム、DJなどがイベントを盛り上げた。

ハノイでの期間中の来場者は、約3万人だった。

27日から始まるクアンニン省ハロン市の10月30日広場で行なわれる同イベントは、「ハロン・クアンニン国家観光年2018」のイベントの一環として行なわれる。「ハロン湾 世界遺産の不思議、親しみのもてる旅先」がテーマ。29日まで。