ダナン国際花火大会が開幕 8カ国・地域が参加、6月までの5夜

毎年恒例の「ダナン国際花火大会(DIFF)2018」が、4月末にベトナム中部のダナン市で開幕した。ハン川の流れとそれに架かる数々の橋が有名なダナンにちなみ、今年の大会テーマは「橋の神話」。初日の4月30日の夜は、ベトナムチームの花火=写真=などが夜空を彩った。

開幕式典には、チュオン・ホア・ビン副首相、共産党中央書記兼グエン・ホア・ビン最高裁判所長官、ダナン市のチョン・クアン・ニア書記長、ダナン市のヒュイン・ドゥック・トー市長らが参加した。

大会は、6月30日までの期間中、5夜にわたって行われる。ベトナム、ポーランド、フランス、米国、香港、スウェーデン、ポルトガルの計8カ国・地域のチームが参加する。初回は、「愛の橋」と題してベトナムとポーランドのチームが出場した。

ベトナムチームは彩り豊かな花火や、直径が最大60メートルにもなる大輪の花火などを打ち上げた。博愛や国際平和、国際統合などのメッセージが、次々と音楽と照明に乗せて花火を通じて伝えられた。

また、ダナン市の花火チームは、柔らかいフルートの音色に乗せて、故郷に寄せる愛情や懐かしさなどを表現した。クライマックスには、空に輝く星にまで愛を届けるイメージで、花火が高く美しく打ち上げられ、歓声が上がった。

ポーランドのシュレックス・ファーマ・ロッジーナチームは、花火とポップやロック音楽、ダンスなどを融合。独特のファンタジックな世界を創出した=写真㊦

大会はこの後、5月26日、6月2日、6月9日、6月30日の夜に開催。旅行会社各社が夏の花火大会を含むツアーなどを企画するようになっており、国内外からの観光客誘致に貢献しそうだ。