ベトナムの外国人観光客 10カ月で1300万人目前

ベトナム統計総局の発表によると、2018年の1~10月の10カ月間にベトナムを訪問した外国人観光客の数は1282万1647人で、1300万人の大台目前まできた。前年度比では、22.4%の増加となった。

このうち、航空機を利用してベトナムを訪れた外国人観光客は、1036万1181人で、前年同期比16.7%増だった。海路でのベトナム入国は2.3%減り20万52人。陸路は226万414人で同62.5%増えた。

10カ月間の観光客を国別に見ると、韓国(前年同期比48.3%増)、フィンランド(同33.3%増)、香港(同29.6%増)、中国(同28.8%増)が大きく数字を伸ばした。これに、デンマーク(同16.4%増)▽台湾(同14.8%増)▽スウェーデン(同13.7%増)▽イタリア(同13.6%増)▽フィリピン(同13.4%増)▽マレーシア(同12.6%増)が続いた。

アフリカの諸国からの観光客は、人数の規模は大きくないものの、昨年同時期と比べ19.7%増えた。

観光客数を減らしたのはラオスとカンボジアだけで、それぞれ、前年同期比15.7%と8.1%の減少となった。

10月だけで見ると、外国人観光客は120万5157人。先月比では0.6%減ったが、前年同期比では17.6%増加した。入国ルート別に見ると、空路が95万3790人で外国人観光客全体の79.1%を占め、前年同期と比べ10.5%増えた。また、海路は9247人(全体の0.8%、同37.6%減)、陸路は24万2120人(同20.1%、同65.2%増)だった。

2018年の10カ月で、ベトナム国内の観光客数は、6790万人だった。このうち、1泊以上の滞在をしたのは3310万人。ベトナムの観光業の10カ月間の総売上げは、505兆ドンで、前同期比20.99%増えた。