ベトナム観光業の発展、交通システムが阻害=道路や空港が過密、ホテルも高騰

 オンラインメディアのベトナムネットは、ベトナムでは道路や空港が過密なことなど、交通システムのぜい弱さが観光産業の発展を阻害している上、ホテルの宿泊料金はタイより高いと伝えた。

 トランスベト社の幹部は、ベトナム人は夏に観光する傾向にあり、夏の時期は通常、空港は過剰状態になり、タンソンニャット、ダナン、ニャチャンの各空港は、処理能力を超えて稼働せざるを得ない状況だと説明。ビツアーズ社の関係者は、地元当局は、特に中部地域での輸送インフラ整備に注力しているが、多くの問題がまだ残っていると述べた。
 ベトナムを訪れる外国人観光客は、ほとんどが飛行機や船を利用する。一部の都市や省に空港はあるが、観光地への空路はない。ハノイから北東、北西の観光地への道は非常に狭く、状態も悪い。
 船旅ついては、ベトナムにあるクルーズ船専用の港は昨年12月30日に営業を開始した1カ所のみ。それ以前にはクルーズ船は貨物港に入港せざるを得なかった。クルーズ船用の港整備への民間投資家の関心は、利益が少ないとされ薄い。
 ハノイは外国からの旅行者が多いが、5つ星以上の基準を満たす宿泊施設が不足している。ビツアーズの関係者は、ベトナムのホテル料金はタイのほぼ2倍に達しており、MICE(報奨旅行、会議、展示会)ツアーを組むのが難しくなっている」と指摘した。
 さらに、特に団体客に対応できるホテルやレストランが不足していることも問題点として挙げた。例えば、マレーシア、インドネシア、インドのイスラム教徒の旅行者は、対応するレストランが不足しているため、ベトナムに行きたがらないという。(時事)