北朝鮮、ハノイの国際観光フェアに参加=ベトナム人旅行客誘致狙い

 ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)が報じたところによると、北朝鮮の国営朝鮮国際旅行社(KITC)は、ハノイ市で27日に開催された「ベトナム国際観光フェア2019(VITM)」に、北朝鮮の旅行会社として唯一参加した。18年に北朝鮮を訪れたベトナム人は数百人にのぼり、19年はさらに増やす狙いがあるとみられる。

 KITCのハム・ジン氏は、近年ベトナム人からの北朝鮮旅行の需要は伸びていると指摘。先月の米朝首脳会談を機に、「未開の地」である北朝鮮を訪れてみたいというベトナムの人々の関心が一気に高まったと述べた。
 同氏はまた、VITMではハノイツーリストやベトナム旅行協会(VISTA)を含むベトナムの旅行関係企業と多数の契約に署名したことを明らかにした。
 フェアでは、ハノイツーリストが5日間の北朝鮮ツアー商品を紹介。平壌や韓国との軍事境界線などを訪問するもので、料金は1人当たり約3400万ドンから。一方、サイゴンツーリストも平壌と軍事境界線、板門店をめぐる5日間ツアー(1人当たり料金2800万ドン)を紹介した。
 北朝鮮ツアーは比較的高額となっているが、ハノイ~平壌間に直行便がないことが要因。現在はハノイから中国・北京を経由し平壌に向かう航程が一般的だという。(時事)