4月の外国人観光客 前年同月比9.5%増加

ベトナム統計総局はこのほど、4月にベトナムを訪問した外国人観光客を発表した。それによると外国人観光客数は計146万8766人で、3月と比べて4.2%、前年同月比で9.5%、それぞれ増加した。

入国の手法別に見ると、最も多かった空路での訪問は、115万7767人。全外国人観光客の78.8%を占め、前年4月より8.3%増加した。海路の利用者は4万4432人(全体の3.0%)で前年同月比99.4%増。陸路でのベトナム入国は、26万6567人で(全体の18.2%)で前年同月と比べ6.3%増加した。

1~4月の4カ月間の外国人観光客数は、計596万8880人と前年同期比で7.6%の増加となった。空路利用は467万4030人(前年同期比5.4%増)。海路は11万9466人(前年同期比15.9%減)、陸路は117万5384人(前年同期比21.1%増)だった。

外国人観光客を国別に見ると、4カ月間の訪越人数がもっとも増加した国はタイで、前年同期比46.5%増だった。これに、インドネシア(同29.1%増)、台湾(同25.0%増)、フィリピン(同24.4%増)、韓国(同23.2%増)、マレーシア(同15.7%増)などが続いた。デンマークとスイスは、ともに前年同期比12.1%増加し、ノルウェー(同11.0%増)、イタリア(同10.5%増)も観光客を増やした。

一方、前年の同期比で観光客が減少したのは、カンボジア(前年同期比45.4%減)、ラオス(同18.9%減)、フィランド(同10.5%減)、中国(同3.8%減)、オーストラリア0.3%(同減)だった。

4カ月間の国内観光客数は、3150万人だった。このうち、1泊以上の宿泊をした観光客は1590万人。観光関連の売上高は約227兆7900億ドンで、前年同期比で8.91%増加した。