5月の訪越外国人観光客132万人 前年同期比14%増

5月にベトナムを訪れた外国人観光客の数は、132万6668人で、4月より9.7%減少した。例年5月は、1年間のうちでも外国人観光客がもっとも少ない時期だが、前年同月と比べると、今年は14.3%の伸びを見せた。

外国人観光客のうち、空路で訪越したのは104万7868人で、外国人観光客全体の79%を占めた。空路利用者は前年同期比10.4%増加した。海路での入国は1万551人(全体の0.8%)で同32.2%減、道路での入国は26万8249人(同20.2%)で、前年同期比36.4%増だった。

1月から5月にかけての5カ月間の外国人観光客は、計729万5548人で、前年同期比8.8%増。このうち、空路利用が572万1898人で前年同期比6.3%増。海路は13万17人(前年同期比17.5%増)、道路の利用は144万3633人(同23.7%増)となった。

5カ月間の観光客を国別に見ると、増加した国がほとんどだった。特に伸びが著しかったのはタイ(前年同期比47.5%増)、台湾(同 26%増)、 インドネシア(同25. 7%増)、フィリピン(同22.7%増)、韓国(同22.4%増)だった。これに、(同マレーシア 14.5%増)、日本(同13%増)、イタリア(同11.4%増)などが続いた。

一方で、減少したのは、カンボジア(前年同期比47.3%減)、ラオス(同19.8%減)、フィランド(同9.2%減)、インド(同4.9%減)、中国(同0.8%減)からの観光客だった。

5月の統計データによると、ベトナムの国内観光客の数は、計3850万人に達した。このうち、1泊以上の宿泊を伴う観光客は1940万人だった。

また、ベトナムの観光事業からの売上高は、285兆7億ドンに達し、前年同期比9.8%の増加となった。