ホイアンの「日本橋」、修復に約1億円=劣化に歯止め

 ベトナム中部クアンナム省の人民委員会はこのほど、ホイアン市の旧市街にある来遠橋(日本橋)の改修工事を認可し、事業について監修・助言を行うコンサルタントを選定するよう市に命じた。オンラインメディアVNエクスプレスによれば、2021年に着工予定。費用は150億~200億ドン(約7500万~1億円)を見込み、市が一部を負担する。

 17世紀に日本の商人によって建設され、日本とベトナムの友好関係の象徴的存在である「日本橋」は近年、深刻な劣化が問題となっている。
 ホイアン人民委員会のグエン・バン・ソン副委員長によると、改修に関する計画書をクアンナム省人民委員会と文化・スポーツ・観光省に10月末までに提出する予定だ。
 来遠橋では、これまでに7回、修復工事が行われた。しかし、ここ数年は洪水の影響で、橋を支える柱や梁(はり)の大半にひびが入り、早急な対応が求められていた。今年5月に、橋への入場者数に規制が設けられ、現在入場者は1回あたり最大20人に制限されている。
 古都ホイアン市は1999年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に認定された。ベトナムでも人気の観光地で、18年には年間500万人が訪れた。(ハノイ時事)