ベトナム、半年間で848万人の外国人観光客を歓迎

ベトナムを訪れた外国人観光客は、1~6月からの6カ月間で、848万993人に達した。前年同期と比べて7.5%増加した。6月の1カ月間の外国観光客は、118万5445人で、前年同月比0.2%の増加だった。

半年間の外国人観光客を入国ルート別に見ると、空路利用が665万8268人で、昨年同期比4.5%増加した。海路の利用者は13万9164人で、同19.9%減。陸路の入国は168万3561人で同24.9%増となった。

6カ月間の外国人観光客を国別に分析すると、前年同期と比べて増加がもっとも大きかったのはタイで、前年同期比45.4%増だった。これに、台湾(同27%増)、インドネシア(同21.9%増)、韓国(同21.3%増)、フィリピン(同20.4卯%増)、日本(同12.8%増)、マレーシア(同12.6%増)などが続いた。また、イタリア(同10.7%増)、デンマーク(同9.5%増)などのヨーロッパのも国々からの旅行者も増えた。

一方、観光客数が減少したのは、カンボジアやラオスなど。カンボジアからの観光客は前年同期比51%減、ラオスは同23%減だった。また、フィランド(同10.1%減)、香港(同8.2%減)、中国(同3.3%減)、オーストラリア(同0.3%減)なども観光客が減少した。

都市・省別にみると、半年間で外国人観光客の訪問が最も多かったのは、ホーチミン市(425万1000人)で、これにハノイ(330万人)が続いた。さらに、ダナン市(176万人)、カインホア省(170万人)、ニンビン省(45万2712人)、キエンザン省(40万5500人)なども多かった。

ベトナム国内の旅行者数をみると、6カ月間で4550万人に達した。このうち、1泊以上の宿泊を伴う旅行者は2290万人だった。観光業からの売上高は338兆2000億ドンに達し、前年比8.4%増加した。