出入国法改正でビザ免除規定の緩和を=外国人観光客増へ国会提案

 開会中のベトナム国会で28日、同国での外国人の滞在ルールなどを定めた外国人出入国・通過・居住法を改正し、前回の出国から30日以上経過しないと、査証(ビザ)免除による入国を認めないとした規定の廃止を求める提案が示された。海外からの観光客誘致策の一環で、今年末に期限切れとなる日本や韓国などからの観光客を対象にした現在のビザ免除策を延長すべきだとの声も、観光当局者から上がっている。サイゴン・タイムズ紙(電子版)の報道。

 ベトナム観光諮問委員会によると、特に欧州やロシアからの観光客は長期間の滞在を希望しているが、現行規則では15日までしか滞在できず、いったん出国してビザ免除の適用を受け再入国するまでには30日以上待つ必要がある。このため、多くの外国人はビザ免除の対象になっているにもかかわらず通常のビザを申請しているが、手続きが煩雑で時間を要することから、手続きがより簡便な他の東南アジアの国々を旅行先に選ぶ外国人も多いという。
 また、ロシア、日本、韓国などからの訪問客を対象としたビザ免除策は今年末に期限切れとなるが、延長しない場合これら主要3カ国からの観光客数は30~50%減るとの推計がある。このため観光総局のグエン・チ・タイン・フオン副長官は、ビザ免除策は延長すべきだと訴えている。(時事)