ビザ免除の5年間延長・滞在日数拡大を提言=外国人観光客増へ-観光諮問会議

 外国人観光客の増加を目指しているベトナム政府の観光諮問会議(TAB)はこのほど、政府の査証(ビザ)手続きに関する調査結果を公表した。この中で、手続きが他の東南アジア諸国に比べて煩雑だとして改善を求めた。また、日本や欧州諸国などを対象にしたビザ免除策が2019年末に期限切れとなることから、免除策を5年間延長した上、ビザ無しでの滞在日数を現行の最長15日間から30日間に拡大するよう提言している。ハノイ・タイムズ紙(電子版)が伝えた。

 TABが旅行客やツアー業者、ホテルなどを対象に実施した調査によると、ベトナムのビザ手続きはタイやシンガポールなどに比べて煩雑との結果が示された。特に、多くの外国人観光客は、ビザ申請を行う政府のサイトが2種類あることに混乱しているといい、TABはビザ電子申請サイトを一つに統合するよう提言している。
 TABはまた、煩雑なビザ申請の問題改善に向け(1)ビザ政策情報の一貫性確保(2)電子ビザやオンラインのインフラ改善(3)ビザ免除策の延長(4)国境ゲートでのビザ申請続きの改善-が必要だとしている。
 ロシア、日本、韓国、デンマーク、ノルウエー、フィンランド、スウェーデンの各国に対して適用しているビザ免除策は19年12月31日に期限切れとなる。免除対象国では日、露、韓3カ国からの旅行客が外国人旅行客全体の約3分の1を占めることから、免除策をさらに5年間延長するよう提言している。
 世界経済フォーラムが今年公表した観光分野での国別競争力ランキングによると、ベトナムはビザ政策で前年の136カ国中116位から140カ国中53位へ大幅アップした。しかし、ラオス、カンボジア、タイといった他の東南アジア諸国を下回っており、TABは移民法の改正とともにビザ政策の改善が必要だと訴えている。(時事)