12月の景色を彩る、ダラットのフラワーフェスティバル=20日から開催

中部高原地帯の山間部にあるラムドン省では12月20日から5日間、省都のダラット市とバオロック市で「第8回ダラットフラワーフェスティバル」が開催される。期間中、約30万人の来場が予定されている。2年に一度のイベントであり、地元の花産業や観光地としてのダラット市の魅力をPRするのが狙いだ。

フェスティバルでは様々な催しが行われ、例えば、農業投資を誘致するための生産協力や政策に関するワークショップ、国際的な花と盆栽の展覧会、全国見本市、「四季の花」をテーマにしたベトナムと韓国の文化芸術交流プログラム、ダラット建築遺産プログラム、ラムドンティーとシルク文化ウイークの開幕式、「Flying High - Rising Far」をテーマにしたバオロックシルクファッションショー、バオロック市の社会経済開発戦略に関連した茶と桑産業のワークショップ、閉幕式の一環として行われるアートパフォーマンスプログラムなどだ。

フェスティバルが開催される12月は、高原地帯の気候が最も美しい季節だ。ダラット市人民委員会のトン・ティエン・サン委員長によると、今年はこれまでとは異なる場所で開催され、日本や韓国の企業が参加する国際花展覧会や韓国文化祭といった新しいイベントも計画されている。サン氏は「フェスティバルは、市の中心部を越えて開催される予定だ」と明かした。

同省人民委員会の副委員長であり、フラワーフェスティバル実行委員会の副委員長でもあるファン・バン・ダ氏は、「ラムドン省は、従来なかったユニークなプログラムを用意し、フェスティバルが成功するために最善を尽くす」と述べた。開催準備は整っており、主催者はサービス品質を確保し、来場者が安全に過ごせるよう当局や出展者、住民らと連携を図っている。

また、市はホテルと協力して、フェスティバルの期間中は、安定した客室料金で部屋を提供する。ダラット市には現在1859の宿泊施設、23400室以上の客室があり、1日7万人が収容可能だ。

今年1~10月の間、ラムドン省には推定で576万6000人が訪れ、前年同期に比べて9.5%増加。年間目標の80.6%に達した。その中には41万人の外国人観光客も含まれており、その数は前年より9.5%増え、年間目標の77%に達している。

同省は旅行会社に対し、フラワーフェスティバルの期間中にラムドン省やダラット市への訪問者を増やすため、施設やサービスの品質を高めるとともに、国内外の旅行会社と協力して、プロモーション活動を行うよう指示した。