「一生に一度は訪問するべき」 アメリカ人観光客をベトナムに その①

2013年8月までの、アメリカ人観光客によるベトナム訪問は昨年同期に比べて大きく増加し、29万9089回になった。ベトナム観光協会のブ・ティ・ビン副会長は、観光客の増加について、ベトナムの観光客招致に関する施策を評価する一方、アメリカ人が海外旅行をする際にアジアを選ぶ確率はまだ低い、と指摘。「ベトナムの魅力をさらに伝えることで、より多くのアメリカ人旅行者をベトナムに誘致できるだろう」と話した。

近年、アメリカの有名雑誌でも、ベトナムへの観光が取り上げられている。「ベトナムの北部山脈地域への旅行は、大変価値がある。『一生に一回は訪れるべき観光名所』だろう」「ベトナムには、豊かな森や美しく長い海岸線があり、その景色はとても素晴らしい。また、古いお寺や古代の遺跡なども多く、貴重な文化にふれることもできる」などと紹介されている。

都市の魅力に触れた記事もある。「ベトナムに行くなら、ハノイは必ず訪問したい場所だ。朝早く、ホアン・キム湖で体操したり、にぎやかな旧市街で買い物したり、屋台でゆっくり美味しい食べ物を味わうのもいい。とても、静かでゆったりとした時間を過ごせる。ベトナムは一生に一度は訪問すべき観光地であり、特に歴史的な文化に興味を持つ人にとっては最適だ」。

国内と海外の観光について検証しているベトナムの専門家は「アメリカ人観光客のベトナム訪問を開拓することは、そんなに困難な事ではない」と指摘する。その理由として、アメリカ人旅行者は発見が好きで、新しい地域を訪れる事を望む傾向にあると分析。「アメリカ人旅行者は訪問することに価値がある地域を旅行先に選ぶ。景色が美しい場所、豊かな自然、文化的な遺産などを好む傾向にある。これらの条件において、ベトナムにはアメリカ人観光客を誘致できる潜在的な力がある」との見方を示した。