洞窟の照明刷新し、さらに美しく~フォンニャ・ケバン

「世界で最も価値ある洞窟」の一つとされるフォンニャ(Phong Nha)洞窟で、照明システムの一部が新しくなった。

青や赤など、派手で人工的なライトアップから、専門家の意見を採用した白や淡い黄色の灯りへの変更で、よりナチュラルな美しさを感じられるようになった。

フォンニャ洞窟は世界遺産であるフォンニャ・ケバン国立公園(クアンビン省)にある。フォンニャ・ケバンは、古生代(5億9000万年前から2億5000万年前まで)の約4億年前に形成されとされるアジア最古の石灰岩地域。大小300を超える洞窟がある。

フォンニャ洞窟は長さ7729m、14の洞窟があり、鍾乳石はその美しさ、規模の大きさに加えて、「ライオン」や「玉座」「仏像」など様々な姿で、訪れた人々を魅了する。

「イギリス洞窟調査学会」(BCRA)から「世界でも最も価値のある洞窟」の一つと評価された。また、今年、7月には旅行に関する世界的なウェブサイト「Trip Advisor 」(トリップアドバイザー)から「2013年における世界の著名な観光スポット」の承認を受けた。


地元では、観光客に対する上質なサービスとともに、美しい景観に対する評価として、受け止められ、自然保護に尽力してきた人々にとっても励みになっているという。