魅力満載、ハロン湾 地質学・地形学で世界的価値のある自然遺産

ハロン湾はベトナムの北部、ハロン市(クアンニン省)に位置し、広さ1553平方㌔に大小1969の島が点在する。中心的なエリアとされる335平方㌔には、775の島がある。

この中心エリアは1994年、国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産(自然遺産)に登録された。さらに2000年には地質学・地形学における世界的な価値が承認された。

日本人をはじめ観光客には日帰りツアーも人気のようだ。代表的なツアーは観光船でのクルーズ、所要時間は約4時間で、ティエンクン洞窟、ダウゴー洞窟を巡り、ハロン湾を代表する香合岩、向かい合う雌雄のニワトリ岩、犬の姿の岩などを眺めることが出来る。

船内ではシーフードの昼食を味わえる。また、船頭さんが操る小舟に乗船したり、自分でカヤックを操ったりして、特定のエリアを巡るツアーもある。

ハロン湾の訪問には高速道路が便利だ。ハノイ市からハイフォン市までの高速道路は延長105.5㌔、制限速度は時速120㌔。さらにハイフォン市からハロン湾までの高速道路は延長25㌔、こちらの制限速度は時速100㌔だ。

順調にいけば、ハノイ市内からハロン湾まで約2時間で行くことができるだろう。かつてに比べれば、時間は大幅に短縮された。見どころ満載のハロン湾、お薦めの観光スポットだ。