「緑の真珠」モックチャウ 自然を満喫できる世界有数の旅先に

2022年ワールドトラベルアワードの最終選考式で、モックチャウ(高原)が「自然を満喫できる世界有数の旅先」に初めて選出された。

キャメロンハイランド(マレーシア)やラグナ・コロラダ(ボリビア)、ナミブ砂漠(ナミビア)、ナ・パリ・コースト公園(ハワイ)、武陵源区(中国)なども候補になった。モックチャウは「自然を満喫できる世界有数の旅先」に選ばれた。選考は旅行者、メディア、旅行の有識者らが投票した。

ハノイの中心部から約200㌔のモックチャウ(ソンラ省)は、ベトナム北部で有数の魅力的な観光地で、大勢の観光客が訪れる。いつも変わらない(永続的な)自然の美しさとその一方で、季節ごとの美しさがある。

春は、梅が咲きピンク色の桃の花が風にそよぐ、詩的な美しい情景を創り出す。夏には紫の花が咲き、平地に比べて涼しい高原の空気が安らぎをもたらしてくれる。丘には美しい風景が広がる。秋は、色とりどりの風景画のよう。豊かな実りの田は黄色に、良い香りの茶の丘は緑に色づく、咲き始めた白い花のつぼみも広がる。寒い冬にも花がある。白いカリフラワーが丘を覆い、小道には野生のヒマワリ見られる。

モックチャウでは、西北部の山々に生息する特徴ある花を見ることができるだろう。有名なザイイエム滝やバンアングの松林、ハートの茶の丘、ナカのプラムバレー、ファルオン山や洞窟などを観賞できる。

モックチャウは四季を問わず良い旅先だ。空と大地の中で、山と森が連なる平和な空間を楽しむのに理想的な場所だ。

「自然を満喫できる世界有数の旅先」の評価は、モクチャウが観光分野でさらに前進し、その可能性を拡げるための原動力になる得る。また、環境保護と生物多様性の保全を図ろうとするエコツーリズムの発展にもつながるだろう。これらは、モクチャウへの投資を促し、固有の自然を活かした観光開発を国内外の人々に伝えるための絶好の機会にもなる。