ベトナム建国記念日70周年、記念式典開かれる

ベトナムは9月2日、70回目の建国記念日を迎え、首都・ハノイでは国家指導者らが参加しての記念式典が開かれた。

バーディン広場で午前7時に始まった建国記念日70周年記念式典には、グエン・フー・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・タン・ズン首相らベトナムの国家指導者らが参列。また、ベトナム祖国戦線のグエン・ティン・ニャン議長のほか、かつての国家指導者ら、各機関代表者、ラオスやカンボジアなどの近隣諸国の代表者なども出席した。

式典は、厳かな雰囲気で、国民は国のために戦い、命を落とした犠牲者らに想いをはせた。開幕演説を行ったサン国家主席は「ベトナムは近隣諸国とともに、今後も地域平和の維持と安定のために力を尽くす」と話した。

続いて、バーディン広場及からフンヴォン通り、キムマ通り、リェウザイ通り、バンカオ通りにかけて、パレードが行われた。行進には、軍隊や公安などの各部隊代表者や退役軍人などが参加した。

 

70年前、ベトナムの国民はベトナム共産党とホーチミン主席の指導のもと、8月革命を成し遂げ、9月2日にバーディン広場でのホーチミン初代国家主席による独立声明によって国家として成立した。

 

午後には文化・スポーツ・観光省が「ベトナム・ホーチミン時代」と題する芸術プログラムをミーディン国家会議センターで開催。また、夜にはトンニャット公園やヴァンクアン湖など首都の5か所で花火も打ち上げられ、祝賀ムードを盛り上げた。また、ホーチミン市など全国各地でも祝賀の式典やイベントが展開された。