11月20日は「ベトナム先生の日(Ngày nhà giáo Việt Nam)」です。この日の1週間ぐらい前から、各学校や教育訓練省などが記念式典や音楽フェスティバルなどの関連イベントを相次いで行い、とても楽しい雰囲気です。(VNLハノイ)

写真㊤=「先生の日」の記念式典に臨む先生たち
ベトナム先生の日は、生徒たちが先生方に感謝と尊敬の気持ちを表すための日です。学校ではクラスごとや個人で、生徒たちが音楽を演奏したり歌を歌ったりして、先生たちに気持を伝えます。この行事は1982年に始まり、今年で33回目になります。


生徒たちは歌や踊りなどを先生にプレゼントする

昔はこの日、先生たちに贈り物をしていました。最近では、一カ月ぐらい前から、生徒たちがパフォーマンスや歌、踊りなどを練習し、学校で芸術祭などのイベントとして披露する形が増えています。


先生たちの手には生徒たちから贈られた花束が

ベトナムの教育方針では、先生は生徒に知識を身につけさせるだけでなく、生活習慣や社会に出たときに必要なマナーなどを厳しく教える重要な存在でもあり、生徒たちは先生をとても尊敬しています。そのため、成長して社会人になってからでも、出身の学校へ戻り、むかし教えてもらった先生方に感謝のあいさつをすることも多いです。


教え子たちのあいさつを受けて、この日は先生たちの笑顔が絶えない

ベトナムでは、学校の先生たちはアオザイを着ることが多いのですが、この日は全国で、アオザイ姿の先生方と、生徒たちの笑顔であふれているイメージです。