バィンチォイ・バィンチャイの日

4月12日は旧暦の「3月3日」に当たる。ベトナムではこの日を「バィンチォイ・バィンチャイの日」と呼びます。
この日は「ハンツックテト」とも呼ばれる。バィンチォイ・バィンチャイはベトナム人の文化の一つでもある。
ハンツックテトには、中国文化の影響がみられる。ベトナムの人々はこの日、 バィンチォイ・バィンチャイを作り、仏像に備える。
バィンチォイ・バィンチャイは作り方こそ簡単だが、材料選びが大切だ。主な原料となるお米は、美味しいもち米(粉)を用いる必要がある。「フェン」と呼ばれる黄色の砂糖、それに豆、ココナッツもおいしさのためには重要だ。

[caption id="attachment_940" align="alignnone" width="266" caption="もち米"]もち米[/caption]

[caption id="attachment_941" align="alignnone" width="266" caption="黄色の砂糖"] 黄色の砂糖[/caption]

名前がよく似ているが、最初は「バインチャオイ」の作り方から。
バィンチォイづくりは、まず、もち米の粉をこねてお団子(小さな球状)を作り、中に角砂糖を入れる。小さな球状にしてから、お湯を沸かした鍋に静かに入れる。鍋に入れると、バィンチォイは沈むが、浮かんでくると出来上がり。素早く救い上げ、冷たい水で冷やしてからお皿に並べる。最後に、白ゴマを少し載せると出来上がり。

 

続いてバインチャイの作り方
(バィンチォイと)同じようにもち米粉でお団子を作るが、サイズは少し大きめ。中には「煮た豆」と砂糖、そしてココナッツをいれる。バィンチャイは お茶碗に入れ、甘い善哉をたっぷり合わせる。こちらも最後にゴマを少し載せて出来上がり。

[caption id="attachment_944" align="alignnone" width="300" caption="真ん中にあるお皿に盛られているのがバィンチォイ、茶碗に入っているのがバィンチャイ"]真ん中にあるお皿に盛られているのがバィンチォイ、茶碗に入っているのがバィンチャイ[/caption]

かつては、家庭で、親と子供たちが一緒に作ったがが、最近は市場で出来上がったものを買う人も多くなったようだ。市場で買ったら、バィンチォイも、バィンチャイも一皿15,000ドン(10,000ドン=47円 4月13日午後1時現在)くらい。もちろん、家で作ればもっと安く作ることが出来ます。